都電荒川線はなぜ今でも残っているのか

 僕は、都電荒川線に乗った時、なぜ今でも路面電車が走っているのか不思議に思った。自分は、昔から都電荒川線があり、使用客や地元から強い要望を受けたからだと思った。

 実際に調べてみると、現在の線路である三ノ輪橋停留場〜早稲田停留所間に道路上に線路が配置されている併用軌道(1.7km)より、道路と分断されていた専用の場所に線路が引かれている専用軌道。(10.5km)が多かったため、道路渋滞にあった時の影響が少なかったこと。昔はさらに181km程長かったが、短くなった今でも専用軌道が多いところから見て取れる。また、都電荒川線の線路に並行する道路が無くバスによる代替輸送が大変だったこと、最盛期の昭和18年度には1日193万人の人が利用し、系統の41系統を超えること、などから永久存続が決定したことがわかった。しかし第一次財政再建企画により昭和42年〜昭和47年にかけて35系統181kmが廃止されていたこともわかった。しかし今では、一日約4万7千人も利用している。ちなみに、廃止された旧27系統王子駅前〜赤羽(JRの赤羽駅ではない)のルートには代替として都営バス王57系統がほぼ同じルートに走っている。

 このことから、荒川線は昔から色々な人に使われていて、さらに地元からも強い信頼性があったことがわかった。

参考文献

全長12キロの路面電車「都電荒川線」が10年先も走り続ける条件https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1910/07/news021_3.html

都電 荒川線だけなぜ残ったか 道路を走らぬ「専用軌道」の多さ鍵 元は王子電気軌道https://trafficnews.jp/post/92304/2

東京都交通局 交通局の概要 都電荒川線https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/about/service/toden.html

第三章 軌道事業-東京都交通局 https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/about/service/pdf/03kido.pdf