関西旅行記

 今回、京都鉄道博物館にて見たい展示があったため、帰省の道中に寄ることにした。目的地までどのようなルートを通ったのか紹介していきたいと思う。

東京駅〜名古屋駅

まずは名古屋まで東海道新幹線で移動した。寝坊したため、予定していた新幹線に乗り遅れてしまい、一本後ののぞみ号に乗ることになったが、なんと新型車両のN700Sに乗ることができた。

 この「S」は「最高の、最上の」等の意味を持つSupremeという英単語の頭文字である。完成してから1年経っていない車両のためほとんど汚れていなかった。

↑N700S新幹線

名古屋駅

 東京駅から約1時間半で名古屋に到着した。ここでは次の列車に乗るまで列車の撮影をした。名古屋駅では貨物列車や名古屋〜高山、飛騨古川、富山駅間を結ぶワイビューひだ号や名古屋〜長野駅間を結ぶワイドビューしなの号などの特急列車を見ることもできる。

↑まもなく置き換えが発表されているキハ85系ワイドビューひだ号(左)と211系(右)

名古屋駅〜米原駅

 ここからは、東海道本線を利用した。米原駅までは、特急しらさぎ号を使った。この特急は名古屋駅〜金沢駅を結ぶ列車だ。現在は681系、683系というJR西日本の車両を使用している。米原まではちょうど1時間で着いた。

↑681系しらさぎ号

米原駅〜大阪駅

 東海道本線は米原駅でJR東海からJR西日本に管轄が変わる。JR西日本の管轄に変わってからは東海道本線を米原〜京都駅間を琵琶湖線、京都〜大阪駅間を京都線、大阪〜神戸駅間(山陽本線を含めると姫路駅まで)を神戸線と区間ごとに名称が変わる。

 ここからはJR西日本が誇る、新快速に乗車した。2020年10月に新快速は種別設定がされてから50周年を迎えた長い歴史を持つ種別だ。

 今回乗車したのは223系12両編成。敦賀駅から北陸本線を走って来た4両編成の列車に、米原駅で8両を増結して走る。最高時速130kmで多くの駅を通過する様子は見ものだ。大阪駅には約1時間半で到着した。米原駅〜新大阪駅で新幹線を使っても30分しか変わらないというのが驚きの速さだ。

↑223系新快速

大阪駅〜京橋駅

 京橋駅まではJR大阪環状線に乗った。使用車両は323系で、開業から60周年の記念ラッピングを行っている。

 JR大阪環状線には阪和線、大和路線との直通運転も行っているので乗り間違えないようにしなければならない。

↑323系 大阪環状線開業60周年記念ラッピング

京橋駅〜丹波橋〜東福寺駅

 京橋駅から途中の丹波橋駅までは京阪特急のプレミアムカーを利用した。プレミアムカーとは、京阪特急の6号車に設けられた座席指定が必要な特別車両のことだ。通常の乗車料金に加え、500円(一部400円)のプレミアムカー券を購入することで乗車できる。車内では車内限定グッズの発売があった。

 丹波橋駅まで30分ほど乗った後、普通電車に乗り換えて東福寺駅まで移動した。

↑京阪8000系

東福寺駅〜京都駅

 京都駅までJR奈良線を利用した。

 JR奈良線は、京都〜奈良駅間で運転しているが、奈良線としての区間は京都〜木津駅間で、木津〜奈良駅間は関西本線に乗り入れる形で運転されている。この途中駅の木津駅は京都府最南端の駅で、奈良県内を走っていないのに奈良線と名乗る不思議な路線になっている。理由は話すと長くなるので気になった人は調べてみて欲しい。

 乗車車両は221系で、かつて先述の新快速にも使用されていた。

↑221系(写真はJR京都線の車両)

京都駅

 この日は京都での宿泊だったため、京都駅で少し撮影した。京都駅には日本最長のホームがあることで有名だ。JR琵琶湖線や京都線、奈良線、後述の嵯峨野線の他に、東海道新幹線、近鉄京都線と、たくさんの列車を撮ることができる。

↑奈良線の103系

京都駅〜梅小路京都西駅

 ここからは2日目だ。目的の京都鉄道博物館に向かうために嵯峨野線に乗車した。嵯峨野線とは山陰本線の京都〜園部駅間にに付けられた愛称である。乗車車両は奈良線でも乗車した221系だった。

 降車した梅小路京都西駅は、2019年3月に開業した嵯峨野線で1番新しい駅だ。

京都鉄道博物館

 今回の目的は「クル144、クモル145」配給車の特別展示だ。この車両は通称トラック電車と呼ばれている。名前の由来は、電車には珍しい荷台がある点だ。この車両は、車両のパーツを輸送するために使わなくなった通勤電車を改造して作られた。今年度中に廃車になることが発表されており、見ることができて良かった。

↑クモル145(左)と荷台(右)

 また、京都鉄道博物館ではSLスチーム号という蒸気機関車の乗車体験に大人300円、子供100円ですることができる。この日は8620形8630号機が展示されていた。通称ハチロクと呼ばれるこの機関車は、テンダー機関車という動力部分と燃料搭載部分を前後の車両に分けた構造の機関車で、国内で初めて本格量産されたテンダー機関車と言われている。

↑8620形蒸気機関車

梅小路京都西駅〜京都駅〜四条駅

 京都鉄道博物館を後にし、嵯峨野線で京都駅に戻ってきた。これから新大阪から新幹線に乗るために移動する。まず京都市営地下鉄烏丸線を利用して四条駅まで移動した。

↑京都市営地下鉄10系

京都河原町駅〜大阪梅田駅

 四条駅から少し歩いて京都河原町駅に着いた。ここから阪急京都線に乗って大阪梅田駅まで乗った。大阪梅田駅は2019年に梅田駅から改称された。大阪梅田は阪急京都線、宝塚線、神戸線の始発、終着駅である。3編成同時発車を見れることでも有名だ。

JR、大阪メトロ、阪神電鉄と乗り換えができるが、それぞれ大阪駅、梅田駅、大阪梅田駅と違う駅名なので、初めて行くと混乱しやすい駅ではないだろうか。

 大阪梅田駅まで約45分で到着した。

↑阪急9300系(左)と阪急1300系のコウペンちゃん号(右)

大阪駅〜新大阪駅

 新大阪駅まではJR京都線を利用した。新大阪駅で新幹線に乗り換えた。