動機
僕が小学4年生の時、リニアモーターカーの模型を作り、表彰をしていただいた。その時、僕は心の中で、新幹線があるのになぜリニアモーターカーをさらに作るのかと思った。だから今回、リニアモーターカーが本当に必要なのか確かめていきたいと思う。
仮説
リニアモーターカーは、東京ー大阪を山手線一周と同じくらいの時間で結ぶとされているので、大阪への出張、ビジネスが格段としやすくなり、日本経済に非常に良い経済効果が与えられると考えられる。つまり、ある程度は見込みがあると考えられる。
検証方法
①新幹線とリニアモーターカーの根本的な違い
②新幹線や飛行機等の乗り物との環境面の比較
③リニアモーターカーが解決できる問題
検証結果
①
リニアモーターカーと新幹線の大きいかつ、分かりやすい違いは磁力で浮いているかどうかだ。
新幹線では走行する際どうしても車輪とレールの間で摩擦が発生してしまい、速度が落ちてしまう。しかしリニアモーターカーは浮上走行を行い、新幹線で発生していた摩擦を受けずに済むようになった。つまり、新幹線よりリニアモーターカーは少ないエネルギーでより速く進むことができるという事だ。
②
〈表1〉
| リニアモーターカー | 新幹線 |
営業最高時速 | 500km/h | 285km/h |
東京-大阪の時間 | 81分 | 126分 |
一人当たりCO2排出量 | 29、3g | 7、1g |
〈表2〉
| 飛行機 | 自動車 |
東京-大阪の 一人当たりCO2排出量 | 96、9g | 84、3g |
表1を見るとリニアモーターカーは高速な代わりに新幹線より多くのCO2を排出することがわかった。しかし表1と表2を照らし合わせて考えると、東京-大阪の一人当たりのCO2排出量が2番目に少ないということがわかる。
また、これにより国内での飛び恥が普及すると考えている。まず飛び恥とは何か。飛び恥とは飛行機の利用を避け、鉄道やリモートを用いるということである。
今まで東京から大阪に行くまでに新幹線では126分、飛行機では85分であった。そのため新幹線ではなく、飛行機を利用する人が一定数いた。しかしリニアモーターカーの開業により新幹線で126分であった東京-大阪が81分に縮まることになる。かつ、この81分は飛行機の85分より短いのでリニアの需要や飛び恥が進むと考えられる。つまり、これにより地球温暖化が抑制できると考えられる。
③
ここで現在、交通系の乗り物の問題として、非常に大きな物に着目する。それは羽田空港問題である。現在、羽田空港では1日に平均2分の間隔で飛行機が離着陸している。それほど多くの飛行機が離着陸しているので、航路がやむおえなく東京上空になっている。つまり飛行機が人口密度の高い大都市の上空を飛んでいるということだ。すると、騒音や飛行機の故障の際大惨事になるに違いないと考えられる。しかしリニアモーターカーの開業により、東京-大阪の移動が飛行機よりも短くなるので、
この区間での飛行機利用者が減ると考えられる。それにより、東京-大阪の航空便、約50便を減便することができる。だから羽田空港問題の解決にも役立つことができる。
考察
リニアモーターカーにはまだ南海トラフ地震による経済の完全ストップや地方活性化ができると言われている。また今回調べた、地球温暖化の抑制や羽田空港問題の解決と多くの役割があった。つまり、リニアモーターカーは非常に利便性があると考えられる。
感想
リニアモーターカーはただ単に高速であるだけでなく、日本の多くの問題の解決を担っているとわかった。しかし、それを多くの人に知ってもらえていない点が非常に遺憾であった。そのため、このことを多くの方に知っていただき、2027年の開業をぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいと思った。
参考文献
ジョルダン 最終観閲1月28日
【https://www.jorudan.co.jp】
朝日新聞 最終観閲1月28日
【https://www.asahi.com/articles/ASN43543VN3VUTIL020.html】(リンク切れ)
JR東海「リニア中央新幹線」最終観閲1月28日
【https://linear-chuo-shinkansen.jr-central.co.jp/】