人気駅弁の特徴 〜東日本編〜

なぜこのようなテーマにしたのか

なぜ東日本だけにしたのか駅弁大会には東日本だけの駅弁が参加する「駅弁味の陣」という大会があります。その大会を参考に探求を進めていったので東日本だけにしました。そもそも駅弁って何?駅弁とは駅や電車内で売られている「駅売弁当」の略称です。日本で一番最初に発売された駅弁はおにぎりだったと言われています。

私がいつも通る大宮駅には私の知っている限り駅弁を売っている店が2つあります。いつも美味しそうだなと思って付近を通っているのでこの機会に調べてみようと思いました。

駅弁味の陣

 駅弁味の陣とは東日本の駅弁のみで開催される大会です。大宮駅や仙台駅など知名度が高い駅でエントリーしたすべての駅弁を販売、食べた人がどの駅弁がよいかネットで投票し、優秀賞の「駅弁大将軍」を決める大会となります。今回はこの大会の傾向などを調べて表にまとめました。「駅弁大将軍」とは一番成績の良かった優秀賞になった駅弁のことです。

(表)「駅弁大将軍」になった駅弁

↓年駅弁名販売駅路線メインの食材値段
2012【鱈飯】ホテルハイマート直江津駅信越本線えちごトキめき鉄道1200円
2013【牛肉どまんなか】新杵屋米沢駅山形新幹線奥羽本線米坂線牛肉米(どまんなか)1250円
2014【米沢牛 焼肉重 松川辨當】 松川弁当屋米沢駅山形新幹線奥羽本線米坂線牛肉1600円
2015【鶏めし】花善大館駅奥羽本線花輪線900円
2016【比内地鶏の鶏めし】花善大館駅奥羽本線花輪線1200円
2017【えび千両ちらし】 新発田三新軒新潟駅上越新幹線信越本線越後線卵焼き海鮮1380円
2018【海苔のりべん】福豆屋郡山駅東北新幹線東北本線磐越西線1000円
2019【さけめし】ホテルハイマート直江津駅信越本線えちごトキめき鉄道さけいくら1200円
2020【諏訪弁 ほいじゃねェ】 れすとらん割烹いずみ屋上諏訪駅中央本線ワカサギえび信州ポーク1080円
2021【ワインのめし】 JR東日本×丸政小淵沢駅中央本線小海線かつもつ煮 などなど1500円

これだけだとメインの食材と駅の位置が分かりにくいのでさらに表を作りました

受賞駅弁の数駅が内陸駅が内陸の場合の食材の傾向駅が沿岸駅が沿岸の場合の食材の傾向
東北55米、肉がメイン0なし
関東00なし0なし
信越52いろんな食材が使われている。3海鮮がメイン

考察

 年代別に見ると2013〜2016に肉ブームとも言えるように肉がメインの弁当が増えた。肉メインの駅弁は盆地にある駅で販売している傾向がある。米沢牛、比内鶏という全国でも有名なブランド肉が使われている。

 近年はいろいろな食材が使われている弁当が増えてきている。そういう弁当は川や湖と山が近くにある駅で売られている。

 一方、新潟県沿岸にある海産物をメインとした弁当は根強く各年代で支持されている。

 どの弁当でも共通していることは地元の食材を使っている点です。

支持されている弁当の傾向(まとめ)

・海鮮メインの弁当の人気は根強い。

・2013〜2016は肉弁当ブーム、2020、2021は色々な地元の食材を使った彩り豊かな弁当ブームなど流行りの弁当がウケている。

感想

 今回、駅弁について探究をして思ったことは、どれも野菜をメインとした弁当は駅弁大将軍には選ばれていない。しかし、地元の野菜を多く使われている人気の駅弁もあった。(峠の釜飯やだるま弁当など)生野菜は衛生上弁当に使いづらいけれど、野菜弁当ブームも来てほしい。

参考文献

「駅弁味の陣」歴代グランプリの名物駅弁全9品を味わう!

https://www.mapple.net/original/305966/) 最終閲覧日 1月14日

「駅弁大百科」 編者「旅と鉄道」編集部

株式会社山と渓谷社 2020年4月30日 初版第1刷発行